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農場だより

有機農業で重要な草刈り2020.07.01

梅雨に入り農場でも雨がよく降ります。
雨が降った後に晴天になると、草はグングン伸びます。
この季節は草の管理で多くの時間を使います。
私たちは環境に負担をかけない有機農業を実践していますので除草剤などの薬剤を使いません。
手作業と機械の力のみで草刈りを行います。

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農場の通路など広い場所は機械で草を刈りますが
ハーブが植えてある場所は鎌で刈ったり手で抜いたりします。
中腰になっての作業なので膝がじわじわと痛くなってきます。
疲れる作業ですが、ハーブをじっくり観察できるので、
「アリの仕業で根がうまくはれていないな。」
「生長は去年より早いな。」
などいろんなことがわかるんです。

セージの草刈りをします。(Before)

セージの草刈りをします。(Before)

セージが自然に生えてきた草に覆われています。
セージがどれかよくわかりませんね…。
このままでは、根が伸ばせず生長しない。
風通しが悪くなり害虫が発生しやすく病気にもなりやすくなります。
草は小さい時に抜くことが理想的ですが、暖冬の影響で春先からのハーブの生長が早く
早まった収穫作業を優先したので草抜きが遅れてしまいました。

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セージの根を傷つけないように慎重に。
鎌を使って草だけ刈ります。

草刈り完了です。(After)

草刈り完了です。(After)

すっきりしました。
この日はスタッフ2人で約5時間かけて草刈りが終了しました。
「中腰で5時間も大変ですね。」と思われる方もいるかもしれませんが、
鳥のさえずりや木が揺れる音などを聞きながらの作業は気持ちよく、
草刈りが終わった時は達成感があり爽快です。
2週間もすると草が大きく伸びてくるので、秋が過ぎるまでは草とのたたかいが続きます。

 

<今年デビューしたハーブのご紹介>

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最後に今年栽培を始めたハーブをご紹介します。
ボリジというハーブです。
エディブルフラワー(食べられる花)としても知られ、花は少し甘味があります。
農場に来られた方々にハーブの食べる体験をご提供したいと栽培を始めました。
残念ながら今年は直接ボリジをお見せすることはできませんでしたが、
今後も新しいハーブの栽培に挑戦して、ハーブの魅力をお伝えしていきます!

 

 

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