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農場だより

堆肥の山は八ヶ岳? 堆肥散布と害獣ネット2019.12.11

冬は土づくりに欠かせない季節。今回は第1圃場がリセットになるため11月の石灰散布に続き12月5日に堆肥(たいひ)の全面散布を行いました。準備した堆肥はまるで八ヶ岳

堆肥の山

堆肥の山

 

八ヶ岳 (12/5農場から撮影)

八ヶ岳
(12/5農場から撮影)

どうです?似ていませんか?

 

堆肥を散布車に積み込み中

堆肥を散布車に積み込み中

堆肥をバケットですくい上げマニアスプレッダ(堆肥散布車)へ。散布しながら圃場を周回、何度も何度も繰り返します。風向きによっては乾燥した堆肥が砂嵐のように吹き戻り顔が真っ黒になることも。
散布後は風で飛び散らないようトラクターで耕うんします。

ゴツゴツしていますが河原ではありません

ゴツゴツしていますが河原ではありません

堆肥散布車が走リ回った圃場は土が踏み固められた状態に戻ってしまいます。堆肥の混合に合わせて2回耕うんしただけではご覧の様にゴツゴツした土の塊だらけ。こんな状態ですがこの先3ヶ月かけて耕うんと自然凍結・解凍を繰り返す内にやわらかい土に戻っていきます。

<害獣ネットの張り替え①>
翌6日は害獣ネット張り替えのためネット外しと草刈り、下草処理を行いました。今年はススキの生長が例年以上に旺盛で多くの場所でネットに覆いかぶさり「防護」の意味をなさない状態でした。

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手直しだけでは同じことを繰り返すばかりなので冬期ではありますが季節外れの草刈りからスタート。通常の草刈りと異なり土の中の根をめがけて刈っていきます。生草用のナイロンコードでは全く太刀打ちできないので強固な金属刃に付け替え作業開始。しかし土中のススキの根は密度が高い状態なのでなかなか刈れない、切れない。土中に潜む石も危険で金属刃に立ちはだかりチップ欠落や時に跳ね上がり凶器と化します。

ノイバラ (5月撮影)

ノイバラ
(5月撮影)

さらに凶器といえば雑草に紛れるノイバラでしょう。冬は葉が少なくて見つけづらく、服を貫いて皮膚に刺さってきます。ましてやトゲは下向きなので突然の痛みで反射的に手足を引こうものなら更に食い込んでかえって危険。全身の至るところがチクチク痛みます。(涙)

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合わせて手ごわいのが冬になっても枯れない「つる性雑草」たち。害獣ネットを縫うように絡みつき外そうにもしなやかなままなので手で切れない。イライラしながらネットを切らないように鎌や剪定ばさみで細かく切り離していきます。時折りノコギリで切断することも。だれかがやらねばならないこの作業。何段階にも立ちはだかってくる彼らに何度もこころを折られそうになりながらその都度こころを奮い立たせ作業を続けること8時間。すでの辺りは暗くなり日没終了となりました。 ノイバラによるチクチク痛の余韻に浸りながら名古屋までの帰路時つきました。
今回の作業は結構手間取り、春までの完成を考えると頻度を上げる必要がありそうです。

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