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農場だより

冬の作業は寒さ以上に大変なんですよ2017.02.02

<冬の作業は寒さ以上に大変なんですよ>

1月27日 この日も明野ハーブ農場へ出向くと「凍結と解凍」を繰り返している畑の表面は砂漠のようにサラサラ。でも2cmも掘ると下はカチンコチン。この季節昼間でもあまり気温が上がらないため、永久凍土のように一日中土が凍ったままになっている状況をよく見かけます。とにかく寒い!

石の下には氷の結晶が

石の下には氷の結晶が

さて、みなさんは寒いこの季節、農場でどんなことをしているかご存知ですか?  冬はハーブも生長しないから大した仕事は無いんだろうなんて思ったりしていませんよね!? 実はこの季節、1年で最も大変なんですよ!(涙)

<冬期だけが圃場整備の好機>

開墾当初から石が多く50cmを超える石も掘り起こしながら畑地づくりを行いましたが6年経った今も・・・。冬は全面耕すので圃場整備には好都合!言い換えれば更地に戻っているこの時期しか石拾いができません。 前回耕してあるため地表に出ている石は自然に土が落ちていて、それと判別しやすくなっているので朝は石拾いから始めます。

表面で待ち構える石軍団

表面で待ち構える石軍団

3~5cm大のサイズに混ざって10cm以上のものもゴロゴロ。篭に集めますがすぐにいっぱい。重たい篭を持って集積場所まで何度も何度も往復します。歩いた足跡からも新たに石が顔を出すので心が折れそうになりながらも、この日は昼で一旦終了。もう足腰がゴッキゴキです!

<凍った大地に命を吹き込む>

午後はいよいよ堆肥散布です。トラック数杯分の堆肥がいくつもの山となって待ち構えています。

堆肥積み込み

堆肥積み込み

散布

散布

初の試みでトラクターと散布車をお借りしての堆肥散布にチャレンジ!ところが午後から風が強くなり、乾燥した堆肥を全身に被ることに・・・(涙)。顔を真っ黒にしながらも中断することなく散布をやり遂げました。その後、畑土と混ぜるためトラクター耕うんを終えた頃にはすでに太陽は南アルプスの向こう側に沈んでいました。 苦労して混ぜた堆肥は土の中でふんわりとした豊かな土へと姿を変えてゆくのです。そう思うと苦労が報われた気持ちになれますね。

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