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【農場だより】あまり知られていない !?オーガニック農業のこと

ネイチャーズウェイの製品には、自社農場にて栽培したハーブが使われていることをご存じですか?農場の様子やスタッフのこと、ハーブ栽培の現場の雰囲気をもっと知ってもらうために、農場で働くスタッフから「農場だより」をお届けいたします。

農場だより - あまり知られていない !? オーガニック農業

突然ですが、「オーガニック農業」という言葉にはどんなイメージがありますか?
オーガニック農業と聞くと、「安心・安全」「農薬を使わない」などが思い浮かぶのではないでしょうか。

私たちがオーガニック農業とは?と尋ねられたときは、「環境に負担をかけない農業を目指すこと」と答えます。回答としては少し抽象的になってしまいましたが、実際行っている取り組みを元に、オーガニック農業の具体的な実践方法をご紹介していきたいと思います。

今回は、私たちが行っている数ある取り組みの中から「肥料(ひりょう)」についてご紹介いたします。

化学肥料と自然の肥料

農業において一般的に使われる肥料は工場で作られた「化学肥料」ですが、私たちは化学肥料を使わずに、自然の材料で作られた肥料を使っています。その一部は自分たちでも作っています。

具体的な材料としては、
①落ち葉
②枯れたハーブ
③ハーブのうち、エキスとして使わない部位
(例えば、セージはエキス抽出のために葉を使います。それ以外の部位(花、茎、根)は使いませんが、捨てずに自然肥料の材料として使用しています。)
などを使います。

枯れたハーブを収穫し、肥料に

それではさっそく肥料の材料を集めにいきます!

今回は花の収穫が終わり、枯れてしまったカレンドラが材料です。枯れたと言っても根はしっかり残っているので、腰に力を入れてグイっ!と引き抜きます。抜いたカレンドラは「肥料ステーション」と呼んでいる農場内の集積場所へ運び、山積みにしていきます。

ここからはミミズや微生物といった生き物たちの力に助けてもらいます。微生物などが働きやすい環境を作ってあげると、彼らが枯れたハーブなどを食べて、細かく分解してくれます。

半年経過した様子がこちら。

しっかりと分解され、ダークチョコレート色に変わっています。

香りは森に入った時のあの匂いです。わずかにツーンとします。
微生物が動いているので、その熱でほんのり温かいんですよ。こうして作った肥料をハーブに与えていきます。

農場周辺の自然素材で肥料を作り、その肥料を使ってまたハーブを育てる。このような資源の循環はもともと自然界の中で行われている自然なサイクルなので、それを倣っていくことで環境に負担をかけないことに繋がっていますし、なにより自分たちで肥料を作る楽しさもあります。

色、匂い、温度の変化を五感で感じて、微生物が働きやすい環境を作る。そうして理想通りの肥料ができると最高に嬉しいんです。

今後も楽しみながら、環境に負担をかけないオーガニック農業を続けていきます!

ネイチャーズウェイ自社農場「明野ハーブ農場」について

明野ハーブ農場

明野ハーブ農場は、山梨県北杜(ほくと)市にある栽培面積3,850㎡の有機栽培を行う自社農場。明野ハーブ農場がある土地は富士山、南アルプス連峰、八ヶ岳連峰に囲まれた茅ヶ岳の南西部、標高800mに位置する丘陵地で、日本一日照時間が長いことで知られています。また昼夜の寒暖の差が大きいため、過酷な環境下でも耐え忍ぶ生命力の高いハーブが育ちます。

農場では、全20種類のハーブを栽培し、製品の原料としても使われています。

エキナセア
セイヨウノコギリソウ
ゼニアオイ
アルテア
タイム
ラベンダー
オウゴン
セージ

▲農場で栽培しているハーブの一部です

■国が認めた「有機JAS認証」を取得
有機JAS認証

さらに、明野ハーブ農場では、2012年より「有機JAS認証」を取得しています。

<有機JAS認証とは?>
有機JASとは、2000年に改正された日本農林規格(JAS)によって、有機農産物などの表示を認証したもの。 認証は該当物資の生産方法の確認に始まり、製造工程、流通方法、商品の保管・管理とその責任者の制定に至るまで細かく設定され、そして認定検査官の事前審査とオーガニックに関する講習を修了して認定となります。

<取得条件>
・最低でも3年以上は土壌に農薬を使用していない
・有機肥料であっても化学成分や重金属が含まれていないものを使用する
・土壌の性質に由来する自然循環機能の維持増進を図る
・環境・衛生管理の整備(外部からの異物流入や混入も防止)
・上記に関する管理プログラムの制定とその実施
・上記に付帯する全ての事項に関する第三者認定機関による検査および年次更新の審査

日本ではオーガニックコスメに関する法的定義が存在しないのが現状ですが、食品分野においては世界各国ともに法的な規制のもと厳格な定義があり、日本では「有機JAS」がこれにあたります。つまり、有機JAS認証を受けたハーブは、国が認めた公的な有機(オーガニック)農産物だと言えるのです。

スタッフ紹介

ネイチャーズウェイスタッフ-荒木真人

開発調査室
荒木真人

農業イベントを企画する会社に7年間在籍し、有機農家にて1年ほどの研修を経験。
「ハーブ栽培」「有機農業」に携わりたいとの思いから、2019年にネイチャーズウェイへ入社。趣味は旅行と読書と家庭菜園。

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Nature’s Way(ネイチャーズウェイ)について

日本のオーガニックコスメのパイオニア*であるNature’s Way(ネイチャーズウェイ)が運営する公式通販サイト。
ネイチャーズウェイの製品は日本で作る、日本人の肌にあった自然化粧品、オーガニックコスメを目指して研究開発しています。山梨県北杜市には「有機JAS認証」を取得したオーガニック原料のハーブを育てる自社農場も保有しています。またオーガニックコスメとして歴史のある海外ブランド「WELEDA(ヴェレダ)」「DR.BRONNER’S(ドクターブロナー)」の正規輸入代理店として日本のお客様へ広くブランドをお届けする活動を実施しています。
わたし達は「自然との融和による美と健康の創造」をモットーに、豊かな自然の恵みと、関係するすべての方への感謝を忘れず、サステナブルな調達、及び生産を行い、自然化粧品の本来の価値を追求し続けます。
*TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ ※日本化粧品工業連合会所属企業対象

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