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  • 2018.02.16
  • LABO LETTER

LABO LETTER Vol.4「生育環境と植物の栄養成分」

こんにちは。まだまだ寒い日が続いていますが、体調管理は出来ていますでしょうか?
外の寒さに耐えて温かい室内に入るとほっとしますね!

寒い日が続くと、私たちは服や空調設備などで調整を行いますが、そういった調整が可能になったのは人類の長い歴史でみると、ごく最近です。ではこれまでどうして来たかというと環境の変化に耐え、自身を少しずつ変えてきたという説が有力です。
寒い地方での生活に適するために出来るだけ顔の凹凸を少なくしたとか、赤道付近で暮らすため、強い日差しに耐えられるよう肌が黒くなったなど、多くの説があります。種が生き残るために、少しでも有利なるように自身をすこしずつ変化させる事。その積み重ねが長い歴史でみた時に進化となります。

では植物の世界はどうでしょうか?

植物は私たち人間以上に、環境の変化をダイレクトに受けます。植物は基本的には、その場から動けません。そのため環境に応じて自身を変化させる力は、生命力そのものと言っても過言ではないのかもしれません。

では、環境によって植物がどう変化しているか。
強い紫外線を受ける環境で育った植物たちは、私たちと同じく紫外線によるダメージを受けます。植物が紫外線でダメージを受けると聞くと、あまりピンとこない方もいらっしゃいます。太陽の光を浴びて育つのが植物のイメージだからです。

植物が好む光線は太陽光の中でも、青色と赤色と言われています。
太陽光の中でも、青色と赤色を選択的に吸収し光合成に利用するので、光合成に使わない緑色を吸収せず、その吸収しない残った色(=緑色)が植物の色として認識されます。私たち人間は反射した光を色として認識しますので、吸収されなかった色が反射して色が見えているのです。紫外線とは太陽光の中でも短い波長になり、人の目には見えません。
短い波長である紫外線は、みなさんご存じのように活性酸素を発生させ、細胞を傷つける作用を持ちます。特に短い波長であるUV-Bは、人の細胞であっても植物の細胞であってもダメージを受ける事が分かっています。

20180216図1

植物は光合成しないと生きる事が出来ないので太陽光は十分に浴びたい、でも紫外線によるダメージは防ぎたい!
では、どうして来たか?

自身で活性酸素に打ち勝つ抗酸化物質を作っていたのです。
植物が作った抗酸化物質とはどういった成分か、それがポリフェノール類、ビタミン類などです。特にポリフェノール類は、それぞれの植物によって異なる特徴的な成分を持ちます。
有名なところですと、赤ワインで注目され、ベリー系の植物に豊富なアントシアニン、緑茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるイソフラボン、玉ねぎに含まれるケルセチン、などなど。

植物達が与えられた環境で生き抜くために作った栄養素。我々はそれらを食べ、栄養源としています。
実は我々人類も自身で抗酸化物を作り出す事が出来るのですが、年齢とともにその作る力が減ってしまいます。ストレス、加齢、紫外線など、様々な事で容易に活性酸素は発生します。
我々の体が持つ抗酸化物質以上に多くの活性酸素が大量に発生した場合、体のバランスが崩れ、私たちの細胞は傷つき、ダメージを受けてしまうのです。
そういった状況に備えて、日ごろから抗酸化物質を多く含んだ食物を取り入れる事。また肌表面で発生する活性酸素から守るために、ポリフェノールやビタミン類などの抗酸化物を塗布しておく事も有効です。

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同じ植物でも強い紫外線に晒されたり、気温差の激しい過酷な環境で生き延びた植物にポリフェノール量などの栄養素が多いことも知られています。
生き延びる事に集中した結果でしょうか?

ネイチャーズウェイでは、植物が環境に対応して作り出した栄養素に注目しています。
現代に生きる私たちの環境もめまぐるしく変化しており、そこに対応する力を植物に見出す事が出来るからです。

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